ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「アニマル・キングダム」を観ました

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アニマル・キングダム(2010)

母親が死んでみなしごになってしまった高校生の主人公は、久しく連絡を取っていなかったおばあちゃん(ジャッキー・ウィーヴァー)のもとで暮らすことになります。しかしおばあちゃんの家には、銀行強盗や麻薬売買などの犯罪で生計を立てるおじさんたちも暮らしていました。

 

オーストラリアで実際に起こった警官殺しの事件にヒントを得て製作されたそうです。実際の犯罪一家はおばあちゃんも相当のワルだったようで、ドア越しに撃たれて片目が義眼だったとか、麻薬売買で有罪とかウィキペディアに書いてありました。

この映画の中でのおばあちゃんは「息子どもを束ねる犯罪一家のお頭」感は全然なくて、ジャッキー・ウィーヴァーの可愛らしい声がぴったりのいつもニコニコしたおばあちゃん、て感じです。でも息子たちを溺愛している様子が、なんとも異様に映っていました。

 

物語の中で重要なシーンを端折っているのが印象的で、例えば特捜班に目をつけられるきっかけとなるおじさんとその友人総出の銀行強盗は、オープニングのタイトルバックで防犯カメラ映像として流れるだけだし、警官殺しの裁判で主人公が証人になるところでは、裁判シーンがまるごと端折られていました。でもちゃんとその後のシーンで「ああそういうことだったんだな」と想像できるようになっていて、とくにラストシーンは完全に「観ている側の想像におまかせします」パターン。「えっどういうこと?」とびっくりしてしばらく頭から離れず、「主人公が復讐したのか?それとも主人公が新たなキングダムの王なのか?」など色々と考えてしまうラストでした。

 

全体的に暗く、終始キリキリした緊張感のある映画でした。

 

 

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