ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「オーバー・フェンス」を観ました

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オーバー・フェンス(2016)

妻子と別れ、生きる意味とかそういうものを失ってしまったと思い生きることに無気力になってしまった主人公(オダギリジョー)。偶然見かけた全力で鳥の愛情表現をするおかしな女性(蒼井優)とある晩再会し、距離が近づいてゆくことで物語が展開していきます。

物語の舞台は函館。地方都市、海辺の小さな街、職業訓練学校。年齢も経験もバラバラな人たちの集まった学校。

ある人から見たらバカみたいに見える奴も、チャラチャラした奴も、不器用で根暗そうな奴も、孤独死一直線のように見える奴も、誰だって人生の重さは同じなのだ。人生の哀しみを感じずにはいられない作品です。

オダギリジョーはじめ、蒼井優職業訓練学校の面々の演技が素晴らしく良かったです。特に、勝間さんという最年長おじさんを演じた鈴木常吉さん。全然知らなかったのだけれど、深夜食堂のオープニング曲を歌っている方だった。でもって、80年代のバンドムーブメントの頃に活躍された方らしい。

この勝間さんというキャラクター、喋り方とか立ち居振る舞い含めてどこかで会ったことがあるような気がするのだけれど思い出せない。私は絶対勝間さんを知っている。ていうか、よく考えてみると、勝間さんどころじゃなくこのクラスの人たちみんなどこかで会ったような気がしている。

映画のポスターとか前半の感じからオダギリジョー蒼井優の恋愛物語かな?と思ったりもしましたが、実際はたまたま集まった人たちの様々な人生の物語でした。

繰り返すようですが、世の中にはたくさんのいろんな人がいて、誰の人生も等しく尊いんだよなーと、漠然と思いました。

 

 

オーバー・フェンス 通常版 [DVD]