ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「リチャードの秘密」を観ました

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リチャードの秘密(2012)

大学進学を間近に控えた18歳のリチャードは、自分の彼女が元彼のコナーと何だか親しくしていることにムカついて周りに当たり散らした挙句、コナーにもいちゃもんを付け、小競り合いからケンカになって倒れたコナーの頭を思いっきり蹴り上げて帰宅したら翌朝コナーが死んだっていう最悪なニュースを知る、というお話。

殺人事件のニュースで時々耳にする「死ぬとは思わなかった」「殺すつもりはなかった」ってまさにこれ、と思いました。だってリチャードが振り返ったとき、コナーは立ち上がってふらふら歩いていたのだもの。このとき逆光で目にしたコナーのシルエット、リチャードは一生目に焼き付いたままなんだろうなぁ。図らずも他人の人生を強制終了してしまうということの恐ろしさにゾッとします。

映画が始まってからしばらくリア充高校生のヴァカンスや日常を見せつけられてなかなか何も起こらないのですが、実はこれが映画に現実味を持たせる効果になり得ているのだとおもいます。なんてことはない、仲間たちとわーわー騒いでお酒を飲んでみたり喫煙してみたり、かわいい女の子と出会って付き合って親に紹介してみんなで食事してセックスして。そんなありふれた日常を、観ている側が「そろそろ飽きたよ」と思う頃合いまで見せつけておいてからの、ありがちなシチュエーションをもって18歳にして人生詰むっていう。……容易に想像できてしまうリアル。

優秀なラグビー選手で人気も人望もあったリチャードはその後どうなるのか。それは完全なネタバレなので書きませんが、18歳が抱えるには重すぎる十字架を突然背負うことになってしまったリチャードの心理状態を、主役の俳優さんはよく演じているなーと思います。わたしは秘密を抱えて生きるのなんて絶対無理。

 

 

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