ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「知らなすぎた男」を観ました

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知らなすぎた男(1997)

弟を訪ねてはるばるイギリスにやって来たアメリカ人の主人公が、素人参加型のどっきり番組に参加したつもりでホントのヤバイ取引に遭遇しちゃって、主人公も悪者も勘違いしたままどんどん物語が展開していくスパイ映画のパロディです。

どんなピンチに陥っても全然おかまいなしで、ヘラヘラしたりカッコつけたりダンスしたりしている主人公。頑なと言えるほど、それがフィクションドラマか何かだと思っているのだからしょうがないっちゃしょうがないのかもしれないけれど、そんな主人公をビル・マーレイが素敵にたのしく演じています。

最後の最後までアンジャッシュのコントみたいのが続いてラストはスーパーハッピーエンディング、そしてまた勘違いも続いてゆくのであった…という感じ。勘違いが絶妙に噛み合うのって見ていて本当にたのしいですね。

 

ビル・マーレイってどうしてこんなにチャーミングなのだろう?チャーミングなおじさんナンバーワンだとおもうのですが、それはたぶん、真顔にも笑顔にも裏表ない人間性がにじみ出ていて、ちょっと困った顔が罪深いくらい母性本能をくすぐるからだとおもいます。何をしても下品に見えないというのもいい。

スマートでクールなおじさんになるのはとても大変な事で、それこそ生来の素質やおじさんに至るまでの色気のある半生が大きく影響するでしょうから、そういったおじさんになれそうもない男性はチャーミングな愛されおじさんを目指すのが得策だとおもいます。でもってそのまま年をとってかわいいおじいちゃんになれたらラッキー、誰からも大切にしてもらえるとおもいますよ。 

 

 

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