ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ロック・ザ・カスバ!」を観ました

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ロック・ザ・カスバ!(2015)

「マドンナをスカウトしたのは俺だ」がテッパンの昔の俺様を引きずる三流マネージャー(ビル・マーレイ)が、売れる気配のない売り出し中の女性ロックシンガー(ズーイー・デシャネル)を連れてアフガニスタンでの米軍慰問ツアーに出かけるところから物語は始まります。

戦争中のアフガニスタンでは、荷物が届かないのも車で移動中にすぐそこで爆弾が爆発するのも日常茶飯でまぁ大変なわけですが、これはコメディ映画なのでその辺をシリアスに描いたりはしていなくて、でもこのことがきっかけで主人公は最初のトラブルに巻き込まれて物語が展開するのです。

戦争なんかで治安が悪化すると胡散臭い輩がわらわら出てきます。戦争が起こるということはそこでお金が動くということなので、武器商人だったり、売春婦だったり、あやしい傭兵だったり、戦争商売人みたいなのがいて。

主人公はそういう現地のアメリカンあきんどたちとふわふわ関わりながら1人の少女と出会い、アフガニスタンの厳しい戒律に立ち向かって夢を叶えようとする彼女に触発されて、自らも奮起するのです。

 

映画のオープニングに流れる「アフガンスター」というアメリカズ・ゴッド・タレントみたいなオーディション番組の映像がこの映画そのものなのですが、どうやら実話を基に作られた映画のようです。

アフガニスタンといえば女性の人権が軽視されているとても大変な国で、そこで自分の意志を貫いて表舞台に立つ!というのは相当な勇気と覚悟のいることだとおもいます。

そんな勇気のある女性を讃えつつ、戦争で金儲けする米国人を皮肉交じりに描き主役をビル・マーレイが演じることで、作品全体の空気抜きになっているようにおもいました。

 

ちなみに、The ClashのRock the Casbahは本編で一度も流れません。

 

 

 

ロック・ザ・カスバ! [DVD]