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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観ました

★★★★☆ 音楽 その他

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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年)

ひとりのアメリカ人ギタリストとキューバの老ミュージシャンたちによって、世界中の人たちがキューバ音楽の素晴らしさを知ることになります。彼らのバンドが“Buena Vista Social Club”であり、この映画はバンドのミュージシャンひとりひとりにフォーカスをあて彼らの人生を映し、ハバナの暮らしを映し、そこから生まれる陽気でありながら哀愁の漂うキューバサルサミュージックを映しています。

バンドメンバーにはかなり高齢なミュージシャンもいますが、どこかチャーミングな彼らの奏でる音楽は、音が生きているというか、人間味があるというか…とにかく生々しい温度を感じられる音楽です。ラストのカーネギーホールでの演奏は、さら〜っとみただけでもグッときて涙が出そうになりました(そもそも私は年寄りこどもに弱い)。

今度またじっくり観ようと思いながらさら〜っと2回観たのですが、なぜそんな観方をしていたのかというと、せっせと荷造りをしながらBGM的に流していたからです。

で、その晩、飛行機に乗って、ハバナに行って来ました。

 

ハバナの旧市街は映画にある景色とまったく同じでした。でもって路上やレストラン、そこら中から生演奏の音楽が聴こえました。ホテルのテラスで朝食を食べていても、流しのおじいさんがギターを爪弾きながらそばで心地よい歌をうたっていました。朝の7時過ぎから!

それから、でっかいスピーカーを背負って大音量でクバトンを流しながら歩く若者も何人かいました(これが最先端の“流し”なのか?)。ひとりで流す人もいたし、軽く踊っている取り巻きを引き連れている人もいました。サルサ〜♪とか言ってるのは多分観光客周辺の人たちだけで、現地の若者にはやっぱりクラブミュージックが人気のようです。

Buena Vista Social Clubの“Chan Chan”はいちばん知られた曲だからか、旧市街を歩いていて何度も耳にしました。「地球の歩き方」に「“ブエナビスタソシアルクラブ”と言いながら近づいてくる人がいるので注意しましょう」と書いてありましたが、本当にいたのでちょっと笑いました。でも旅行中、本当にショーがあったぽいです。気のいいチャリタクシーのお兄さんが片言の英語でそう言っていた気がします。

映画の中でニューヨークに行ったメンバーおじいちゃんが「英語わかんないけど、まぁそのうち覚えるかもね!」みたいな事を言っていましたが、キューバの人は本当にみんなのんびりしていて、観光客商売をしている中でもやる気のある人しか英語を話しません。あとはみんな片言か、まったく喋らない人もたくさんいます。

私も夫もスペイン語は分からないので英語で話しかけましたが、おじいちゃんはまったく無視してペラペラペラ〜〜とスペイン語で返してきたりするので、そうするとこちらも「えっじゃああっちに行けばいいんスか?」とか日本語で返してみたりして。テレパシーみたいな会話は「ゴースト・ドッグ」ごっこをしているみたいでおもしろかったです。

 

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どこかの誰かの写真に、風景の一部やヘンな人として自分が写り込んでいるかもしれない、ということを考えると、なんだかおかしくてニヤニヤしちゃう。

 

 

 

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