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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「トースト〜幸せになるためのレシピ〜」を観ました

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トースト〜幸せになるためのレシピ〜(2010)

イギリスの作家&料理人、ナイジェル・スレイターの自伝をもとに作られた映画です。

CSのどこかのチャンネルで料理番組を放送していたような気もするけれど見た事はないし、ぼーっとしているものだから映画の最後までナイジェル・スレイターの話だってことに全然気付きませんでした。

ちなみに私の好きな海外の料理人は、彼と同じくイギリス出身のレイチェル・クーです。大好きです。

 

イギリスの中流階級家庭に暮らすナイジェル少年。いつも優しいママの事は大好きだけれど、ママの唯一の欠点は料理がまるでダメなこと。でもって神経質なところもあるのか、グローサリーストアでもショウケースの中のミートパイやチーズはナイジェルがねだっても買ってくれず、食事はもっぱら缶詰が中心。ひどい時は夕食がトーストということもあったけれど、ママが焼くトーストは外はカリッ中はフワ〜で美味しかった。そしてそんな食生活の二次被害か、パパは短気でいつもイライラしてナイジェルにも厳しかった。

そんな環境で育ったためナイジェルは食に関して非常に興味を持つようになり、夜な夜なベッドの中で料理本を眺めては興奮の吐息をもらしたり、イケメン庭師に勧められて食べた収穫したての泥つき野菜の美味しさに感激したり。

肺を患っていた大好きなママが亡くなったあと、パパが雇った掃除婦のポッター夫人(ヘレナ・ボナム=カーター)はムチムチボディでパパを誘惑するような仕草にくわえタバコで、ナイジェルは嫌悪感を抱いていました。ただし料理の腕前は素晴らしく、そんなポッター夫人にパパはどんどん魅了されていくのです。

 

料理が極端にヘタな優しい実母と、おいしい料理を極端に作りすぎるイジワルな義母、そして愛情表現に乏しい父親。親子関係や食の特殊環境が少年の将来を決定づけたわけだけれど、幼少期のインパクトある環境や影響ってその人の人生を良くも悪くも左右しがちなんだなぁ。

例えば狂信的にオーガニックにこだわっている母親とかいるけれど、あなただって合成着色料や添加物おてんこもりの駄菓子やジャンクフード食べつつそこまで大きくなれたのだろうからちょっとくらいだいじょうぶですよー、と言いたいです。そして彼女たちのこどもには、母親に隠れてこっそりからあげクンとか買い食いしていてほしいです。

 

あと、ナイジェルは少年の頃から男性に興味があるふしがあって、初恋のシークエンスで相手が男性だったのを観て「でたー!さすがイギリス」と思いました。もちろんいい意味で、です。日本ももっと本当の意味でカミングアウトできる社会になったらいいのに、と常々思います。

 

トースト~幸せになるためのレシピ~ [DVD]