読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「L.A. コンフィデンシャル」を観ました

★★★★★

f:id:somewherearoundhere:20160731190219j:plain

L.A. コンフィデンシャル(1997)

アメリカでこの映画が公開された年のアカデミー賞は、ジェームズ・キャメロン監督でレオナルド・ディカプリオ主演の「タイタニック」が多数の賞をかっさらっていきました。ご多聞に洩れずレオ様ラヴだった中学生の私もタイタニックに夢中になっていましたが、本国ではアカデミー賞の結果に拘わらず「L.A. コンフィデンシャル」がかなり高評価だったようです。

オトナになってからその良さに気づく映画は山ほどあると思いますが、この映画もそのうちの一つ。レオ〜♡なんて言っていた当時の私がこの映画を観たところで、フィルム・ノワールを踏襲した世界観と完璧なキャスティングを理解できなかったと思います。あまりにかっこよすぎて、立て続けに2回観ました。

物語が進むにつれて少しずつ事件の全容が見えてくる、というクライムサスペンスです。舞台は1950年代のL.A.。大物マフィアのミッキー・コーエンが逮捕されてから、彼の幹部が何者かによって次々と殺されていました。そんな中、カフェ「ナイト・アウル」で元刑事のステンズランドを含む6人の男女の惨殺死体が発見されます。ステンズランドの元相棒で腕っぷしの強いバド(ラッセル・クロウ)、事件直前にステンズランドを売った事で出世した正義のメガネ優等生エド(ガイ・ピアース)、刑事ドラマの顧問をしつつ裏ではゴシップ誌の編集長にタレコミをして小銭を稼いでいるジャック(ケヴィン・スペイシー)は捜査に乗り出しますが、捜査を進めるにつれ、上辺だけでは片付かない深い根を張った事件だということが徐々に分かってくるのです。

先にも書いたとおり、まずこの主要キャストのキャスティングがお見事すぎる。それに加えて「ハリウッドスターにそっくりな美女を集めた秘密の売春組織」に属する美女リン役をキム・ベイシンガーが演じているのですが、これがセクシーというだけで妙齢の女優が演じていたなら、この映画の持つ重く退廃的な雰囲気は崩れてしまったと思います。

無骨な男社会に生きるタイプの違う刑事たち、美しさと芯の強さを持ち合わせた娼婦、誰にも過去や秘密があるのです。

 

L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 [DVD]