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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ブレックファスト・クラブ」を観ました

★★★☆☆

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ブレックファスト・クラブ(1985)

様々な理由で土曜日の朝7時に補習にやってきたのは、全く個性の異なる5人の高校生。図書館で「自分とは何か」という作文を書くよう命じられますが、不良キャラの奔放な振る舞いに残り4人が巻き込まれ、補習どころではなく…というお話です。

ジョン・ヒューズ監督関連では先日「プリティ・イン・ピンク」を観ましたが、こちらの方が思春期真っ只中のハイティーンの心情をストレートに表現していると思います。図書館という限られた場所を舞台にした5人の高校生の会話劇であるのに加え、スポーツ馬鹿、お姫様、ガリ勉、チンピラ、不思議ちゃんという、学校生活ではおよそ関わりのないメンバーのやり取りです。終盤では、それぞれの持つ、そのキャラだからこその悩みを互いに打ち明けますが、激しい言い合いや、悔し涙、悲しい涙、そして恋も芽生えたりします。それは彼らの年頃特有の「大人になんてなりたくない、大人になると心が死んでしまう」という、身近な大人や世間に対しての反骨があるからこそ持てる苦悩です。

また、この映画のいちばん良かったところは、この5人の「ブレックファスト・クラブ」が異種混合仲良しクラブにはなり得なかった、というところ。詳しく書くとネタバレになってしまうので割愛しますが、「あぁ中高生の頃ってこういうのあったわ」というリアルなスクールカーストというか、大人になってみるとくだらなく思えてしまう学校生活でのこだわりを、ちゃんとセリフに盛り込んでいるのです。

お酒を飲んで夜中に観たかせいか、展開の少なさのせいか、途中で眠ってしまってまた観直したのですが、中高生時代のキモチを思い出させてくれるような台詞が多々あって、なかなか良かったです。

 

ブレックファスト・クラブ [DVD]