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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ワサップ!」を観ました

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ワサップ!(2005)

サウス・ブロンクスのゲットーに住む、ラテンアメリカの少年たちのお話です。スキニーパンツに身を包み、スケボーとパンクと女の子に夢中な彼らは、いつもお決まりの7人でつるんでいます。「スケボーをするために」ビバリーヒルズに向かう、というちょっとしたロードムービー的展開で物語は進んでいきます。

ゲットーで暮らす黒人やホワイトトラッシュの映画は見慣れているけれど、この映画では至極リアルなラテンアメリカの少年たちが主人公なので、ちょっとフレッシュな印象でした。しかもパンクスケーター。ラリー・クラーク監督は、素人俳優を起用してリアルなストリート感を出すのが上手ですね。

かといって、ストーリーがリアルかと言えばそうとも言えず。あまりにもかけ離れた土地と文化での出来事だし、こんなことってあるの!?という場面もあるし。これがリアルなのか、というよりむしろ、寓話のような印象でした。彼らのように差別や貧困や暴力や殺人と一緒に暮らしているような少年たちはいるだろうし、ビバリーヒルズは狂っているのかもしれない。友達を失ったり警察に目の敵にされたりするけれど、でも明日もやっぱり仲間と集まってスケートしたりバンドしたりして、そうやって毎日が過ぎていって大人になるんだろうな〜というぼんやりとした感想。

モテモテなジョナサンもいいけれど、私は笑顔がキュートなキコ派です。

 

ワサップ! [DVD]