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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ジュリー&ジュリア」を観ました

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ジュリー&ジュリア(2009) 

 1960年代に王道フランス料理をアメリカ人に紹介したジュリア・チャイルドと、2000年代に彼女の524のレシピを1年間で制覇するプロジェクトを始めたブロガー、ジュリーのお話。50年の時を隔てた2人の女性の人生の転換を、時代を行ったり来たりしながら描いていて、どちらも実話です。

私は料理家ジュリア・チャイルドを知りませんでしたが、アメリカでは記念博物館ができるほどの人気料理家で、YouTubeに彼女の料理番組のビデオがいくつもありました。それを見てびっくりしたのが、ジュリア役のメリル・ストリープが本人にそっくり!独特なおっとりしたしゃべり方やチャーミングな存在感が、まるでジュリア・チャイルドその人なのです。映画の中のジュリアは、本当に魅力的で真っ直ぐな女性。外交官の夫に連れ立ってパリにやってきた中年女性が、「暇を持て余してるし食べるの好きだし」って理由で料理学校の上級コース(男性ばかり!)に入学することから、料理家の道が始まります。(この料理学校は東京校もあるのですが、以前別のきっかけで気になって入学要項を調べたところ、1年間の集中講座なのに授業料が超高額!で思わず笑ったのを思い出しました)

「助手のいないアメリカ人女性でも作れるフランス料理」をモットーに、ジュリアは試行錯誤を繰り返しながら膨大なレシピを完成させます。そのレシピを「1年間で全て作る」というプロジェクトをブログで始めたのが、現代に生きる女性、ジュリー(エイミー・アダムス)です。彼女にとって料理はストレス発散で、チャレンジとして身近なテーマだったのだと思います。平凡なOLのジュリーには「何かに一生懸命取り組んで、達成すること」が大事だったわけで、あけすけな内容でFワード連発のブログはジュリア女史には不愉快だったのかな。イライラを爆発させて料理をするジュリーを見るのは、私もちょっと嫌な気持ちがしました。

私も一主婦として、食いしん坊として、料理が大好きです。美味しそうなレシピをみると作ってみたくなるし、美味しいものを食べると再現したくなる。この映画を見て、料理家にとって自分のレシピがいかに大切なものかという事がわかったし、楽しく作って美味しく食べることが、そのレシピを作った料理家にとっても、作る者にとっても、幸せなんだと感じました。いつも実用本ばかり参考にしているけれど、眺めているだけだったお気に入りの料理本の料理を作ってみたくなりました。

 

ジュリー&ジュリア [DVD]