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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ムーンライズ・キングダム」を観ました

★★★★★

f:id:somewherearoundhere:20160426192832j:plainムーンライズ・キングダム(2012)

ボーイスカウトから脱走した孤児の少年と、両親から愛されていないと思っている問題児の少女の駆け落ち物語です。ウェス・アンダーソン版「小さな恋のメロディ」といったところ。ただ「小さな恋のメロディ」は駆け落ちがラストシーン(大好き)ですが、こちらは駆け落ちから物語が始まります。でもって子どものサバイバル的駆け落ちなんて絶対無理〜と野暮なことは言わずに。サムとスージーの逃避行は、まるでファンタジーなのです。

現実離れしたサムとスージーの世界に反して、2人を取り巻く大人たちの事情はなんとなく俗っぽくて、それが物語全体をファンタジーになり得なくさせている感じ。大人役には常連のビル・マーレイとかジェイソン・シュワルツマンの他、エドワード・ノートンとかフランシス・マクドーマンドとか、まさかのブルース・ウィリスも!豪華キャストです。ダイ・ハードしていないちょっと哀れなおじさん(警官)役のブルース・ウィリスもなかなかいいですね。

ウェス・アンダーソンの映画はシンメトリー構図とか色彩とかいろいろこだわりがありますけど、この映画も始まりからエンドロールまで完全パーフェクトです。いくつもの印象的なシーンで感じるのですが、構図・色調・衣装・小道具の配置、全てがまるでファッション誌の紙面を見ているような感覚になります。ウェス・アンダーソンの頭の中は、映画のワンシーンがラフスケッチではなく写真のような状態でイメージされていて、それを完璧に再現しているのかなーなんて思いました。

好きなところがたくさんありすぎて書ききれないし、書いたとしてもただの箇条書きになりそうでつまらないので、割愛します。

 

 

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