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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「復讐者に憐れみを」を観ました

★★★☆☆

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 復讐者に憐れみを(2002)

1人は姉を想って復讐する聾唖の男、もう1人はその男に対して復讐する男、2人の男の復讐劇です。前者は不運の連続が招いた結果のために復讐者になってしまうのですが、やることなすこと裏目に出てしまうので、観ているこちらはちょっと歯がゆい気持ちになります。そんな男の短絡的な誘拐の結果、後者は復讐者になってしまうのです。

とにかく不愉快になるほどのむごい描写があって、スプラッターホラーなど観慣れているのになぜだろう?と思ったのですが、やたらリアルな傷口と、その傷が「想像できる痛み」だからだと思います。それから、音楽の少なさもまた不愉快になる要因だと思います。登場人物の心理や場面の雰囲気を表すような音楽はほぼ無く、例えば解剖シーンでは内臓をまさぐる音や骨を切って外す音だけが、バットで何度も殴るシーンでは殴る音だけが、響いています。映画のワンシーンというより、ちょっと離れたところからその様子を観ているような感覚でイヤな感じ。

血と汗と汚物のにおいがしてくるような映画なので好みがハッキリ分かれそうですが、私は「オールド・ボーイ」の方が好きです。

 

復讐者に憐れみを デラックス版 [DVD]