アックス・ジャイアント(2013)
以前、しょうもない映画(主にアルバトロス)ばかり観ていた時期があって、ソフト販売のみでジャケも邦題もしょうもない映画の中から、愛おしくなるようなバカ映画を探すのが好きでした。そして久しぶりに観たのがコレです。
刑務所の矯正プログラムに選抜された若者男女が、キャンプをする森の中で斧を持った謎の巨人に襲われる…というお話で、ポール・バニヤンがベースになっています。CGと着ぐるみ感がサイテーなのと展開にツッコミどころ満載なのは予想通り(しょーもない映画ではそこもおもしろポイントなので)。残念なのは、ヒロイン?が全然可愛くない(襲われるとき白目で口半開きとかもう…)、それから謎の巨人の悲哀も描いているのに何だか宙ぶらりんで終わってしまうところです。ちょっとしたキング・コング展開があってもよかったのに。
いちばんのツッコミどころは、不穏なシーンで流れる音楽に「ど根性ガエル」のオープニングみたいなボヨヨンという効果音が多分にあって、完全に緊張感が失せるところです。あれここ笑うところなのかな?と戸惑いました。
ということで、巨人の大きな斧で人間の首が飛んだり身体が真っ二つになったりするってだけの映画でした。