ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「17歳のカルテ」を観ました

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17歳のカルテ(1999)

思春期って自分自身や世の中に対して悩みや葛藤や怒りがあって健全だと思うし、実際私も思春期の頃にはいつも「なぜ?なぜ?」言って静かに怒っていました。同級生にはリストカッターの子もいたし、当時自死したギタリストに陶酔している子もいました。そう考えるとこの映画の中に出てくる女の子たちは、映画の台詞にもあるように「ちょっと振れ幅が大きいだけ」のようにも思えます。看護師さんは「コントロールしなきゃダメ」って言っていたけれど。

精神病か否かってレントゲンやCTじゃ分からなくても、きっと医学的判断基準があるのだと思うけれど(例えば病気のきっかけになるバックグラウンドとか)、でも素人目線で見ると「正常」と「異常」の違いってすごく難しい。誰かの声が聞こえて恐怖を感じ「幻聴」って事で治療をする人もいれば、その声をメッセージだと解釈し積極的に交信する電波系の人もいます。周囲は電波系の人のことを病人だ狂人だって言うけれど、彼らの中には「もしかしたら ほ ん と う に メッセージを受信している」人もいるかも知れない、彼らは確たる証拠を示す手段を知らないだけ!…と、オカルト好きな私は常々思っています。逆に、正常風な異常者だって、世の中にはゴマンといます。むしろこちらの方が多い。結局何が正常で何が異常か分からないし、周りに異常者扱いされても自分が心地よければそれで構わないと思うけれど、もし苦しかったら「どうやら異常らしい私」を受け入れて分析することから始まるのかな。

ところで、やっぱりウィノナ・ライダーは黒髪ショートヘアがいちばん好きです!あと、いま観直して、境界性パーソナリティ障害のウィノナとか、素晴らしい演技のブリタニー・マーフィとか、何だかちょっと切ない気持ちになりました。

 

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