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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「黒い十人の女」を観ました

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黒い十人の女(1961)

半世紀以上前の映画がこんなにスタイリッシュでおもしろいなんて。カメラの構図、物語の構成、役者の艶っぽさ、すべてが素晴らしくかっこいい!

本妻と浮気相手合わせて10人の女性が不埒なヤサ男を懲らしめようと計画するお話なのですが、浮気男の情けなさというのは50年前も今も変わらないなぁと思いました。そしてどんなに浮気性で情けない男を巡ってでも、本妻には本妻の、愛人には愛人のプライドがあって、それも変わらないなぁと。「あんな男あーたにくれて差し上げますわよ、お好きになさって」と言いながら浮気相手の履き物を踏んづけてみたり、一件落着したかと思えば愛人たちは未練が出てきてまた男の世話を焼きたくなる。いずれにしても、いつの時代も女はしたたかなのです。

本妻役の山本富士子さんが本当に色っぽくて美しいです。今どきの女優さんとは違って、ふくよかな、純日本美女という感じ。ところどころちょっと喉を絞ってしゃべるのもすごくなまめかしい。対照的に古参の愛人役の岸恵子さんの、あのコケティッシュな声もまた好きです。

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「めかけじゃなくて恋人よ」

 

黒い十人の女 [DVD]