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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「花とアリス」を観ました

★★★★☆

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花とアリス(2004)

私の好きな岩井俊二監督映画、ツートップのうちの一つ(もうひとつはこれ)。憧れの先輩についた小さな(しかし大胆な)嘘から生じた、親友を巻き込む三角関係。嘘をつき通すために「君とは今から絶交だから!」なんて親友に言われて、朗らかに「うんわかった!」なんて言えますか?いいえ言えません!「は?なにそれちょっと巻き込まないでよ!」とか「あ、うん…わかった…けど…えー…」とかなってしまいそうだけど、先輩と付き合うことになった花をアリスは応援するでもなく邪魔するでもなく、むしろその三角関係を楽しみます。

高校生の2人には、恋愛のこと、家族のこと、まぁいろいろあるよね。遠からず近からずの距離を保って、でも心の奥の方でちゃんと理解しあってつながっている。いい大人になってから観直しても、花とアリスの爽やかな友情は、やっぱりうらやましい。

花とアリスが通うバレエ教室で、写真をやってる教室の友だちがみんなをモデルにして写真を撮るシーンがあります。チュチュを着てポーズを取ったりふざけて騒いだりする彼女たちの可愛いこと!もともとフィギュアスケートをする女の子を見るのが好きなのですが、大人とこどもを行ったり来たりする表情や仕草、少女と大人の女性のちょうど中間にいる不完全さにドキドキするのかもしれません。

アリスが父親と駅のホームで別れる場面、花が舞台袖ですべてを告白する場面、そしてアリスが踊るラスト。この映画の私的3大 名シーンです。そして「スワロウテイル」同様、この映画も「ちょうどいい」ところで終わります。

 

花とアリス 特別版 [DVD]