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ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を観ました

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年) ひとりのアメリカ人ギタリストとキューバの老ミュージシャンたちによって、世界中の人たちがキューバ音楽の素晴らしさを知ることになります。彼らのバンドが“Buena Vista Social Club”であり、この映画はバンド…

「日本で一番悪い奴ら」を観ました

日本で一番悪い奴ら(2016) 白石和彌監督の実録犯罪映画ということで「凶悪」のような重々しいというかかなりダークな雰囲気の映画かと思いきや、のっけからラストまで2時間ちょい、ハイテンションで笑えるコメディでした。 とはいえ、警察官による犯罪であ…

「The Propaganda Game」を観ました

The Propaganda Game(2015) 日本から近くて遠い国、北朝鮮。この映画は、スペイン人映像ディレクターが実際に北朝鮮に行ってみて見聞したことをまとめたドキュメンタリー作品です。 日本人にとっての北朝鮮は「将軍様マンセーって言いながらへーきで日本人…

「コインロッカーの女」を観ました

コインロッカーの女(2015) ホームレスによって保護された赤ちゃん。10番のコインロッカーに捨てられていたことから、その赤ちゃんはイリョン(“10”という意味)と名付けられました。5、6歳になった頃、イリョンは誘拐され仁川のチャイナタウンにある闇金屋…

「グッドナイト・マミー」を観ました

グッドナイト・マミー(2014) とうもろこし畑や湖で遊ぶ双子の少年エリアスとルーカス。外出から帰ってきた母親は、顔を包帯でぐるぐる巻きにしていました。日光や屋外のバイキンは障るから、と言って日差しを遮った薄暗い部屋で過ごし、エリアスとルーカス…

「どですかでん」を観ました

どですかでん(1970) ゴミ山に囲まれた掃き溜めに暮らす人々を描いた群像劇。原作は山本周五郎の「季節のない街」で、監督は黒澤明。黒沢作品の中では異色であまり人気が無い…ような気がするのですが、わたしは好きです。 集落には、例えば現場作業員で呑ん…

「タンポポ」を観ました

タンポポ(1985) 伊丹十三の本を読むまで「伊丹十三=映画監督」だと思っていたのですが、実のところCMやドキュメンタリー製作の名手であり、デザイナーであり、作家であり、そして芸術や食に造詣の深い非常に多彩な方だったのですね。本を読むまでその事を…

「グッドモーニング,ベトナム」を観ました

グッドモーニング,ベトナム(1987) ベトナム戦争時、兵士のためのラジオDJとしてサイゴンにやってきたクロンナウア(ロビン・ウィリアムズ)。ハイテンションな歯に衣着せぬマシンガントークとロックやモータウンのイカした選曲で、兵士たちは一瞬にして彼…

「火花」を読みました

火花/又吉直樹(2014) 去年の8月に図書館で予約をしたのですが、そんなこともうすっかり忘れた頃にようやく順番が回ってきました。「最も売れた本 2015」で検索したところ、「火花」が見事1位(ちなみに発行部数は240万部らしい)。以下2位に「フランス人…

「闇金ウシジマくん part3」を観ました

闇金ウシジマくん part3(2016) 「ビデオで観ればいいかな」と思っていたものの、映画公開前に放送されていたテレビドラマを観終わったところで「やっぱりすぐ観たい!」と盛り上がってしまい映画館へ行ってきました。まんまとしてやられた感が否めませんが…

「プレシャス」を観ました

プレシャス(2009) ざっくり言うと、ニューヨークのハーレムに暮らす虐待を受けて育った16歳の少女プレシャス(ガボリー・シディベ)が、フリースクールでレイン先生(ポーラ・パットン)という女性教師に出会い学ぶ喜びを知り、最悪な環境を抜け出そうとす…

「名もなき塀の中の王」を観ました

名もなき塀の中の王(2013) 刑務所映画、という情報だけで、監督も出演者も知らず、まったく期待しないで観たのですが、これがなかなかの掘り出し物でした。暴力シーンは多いけれど、犯罪映画というより人間の成長物語です。 映画は、1人の若い男が刑務所に…

「サンドラの週末」を観ました

サンドラの週末(2014) 病気のため休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)は職場復帰しようとした矢先、「あなたの復職かボーナスか選ばされ、ボーナス多数になりあなたの復職は無くなった」と同僚から知らされます。飲食店で働く夫の収入だけでは…

「ダーク・シティ」を観ました

ダーク・シティ(1998) ハッと目を覚ますと、見覚えのないバスルームでバスタブに浸かっていた。鏡をのぞいても、自分の顔にピンとこない。どうやらここは、どこかのホテルの一室らしい。部屋には自分が着ていたと思しき洋服、「シェル・ビーチ」と書かれた…

「ダラス・バイヤーズクラブ」を観ました

ダラス・バイヤーズクラブ(2013) 電気技師をしつつ、ロデオや賭博、麻薬や複数の女性とのお遊びに興じていたロン(マシュー・マコノヒー)は、仕事上の事故で担ぎ込まれた病院で「エイズで余命30日」と言い渡されます。1985年当時、しかも保守的なテキサス…

「スクール・オブ・ロック」を観ました

スクール・オブ・ロック(2003) アツすぎるパフォーマンスでバンドをクビになり、また同居友人のネッドとその彼女からは滞納している家賃を督促されている主人公デューイ(ジャック・ブラック)。そんな折、臨時教員として働くネッドに名門私立小学校から仕…

「アウトサイダー」を観ました

アウトサイーダー(1983) 貧困層の若者グループ「グリース」と、富裕層の若者グループ「ソッシュ」の対立を中心に、グリースの少年ポニーボーイとジョニーの友情を描いた青春物語です。「ウエストサイド・ストーリー」ぽくもあり「スタンド・バイ・ミー」ぽ…

「ワサップ!」を観ました

ワサップ!(2005) サウス・ブロンクスのゲットーに住む、ラテンアメリカの少年たちのお話です。スキニーパンツに身を包み、スケボーとパンクと女の子に夢中な彼らは、いつもお決まりの7人でつるんでいます。「スケボーをするために」ビバリーヒルズに向か…

「エンパイア・レコード」を観ました

エンパイア・レコード(1995) 個人経営のレコードショップ「エンパイア・レコード」を舞台に、そこで働く若者や店に集う人々の、ある1日のお話です。 大手チェーン店とは違うから、スタッフは胸元やおヘソを露出していようが、スキンヘッドだろうがお構いな…

「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」を観ました

アルゲリッチ 私こそ、音楽!(2012) 世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチのドキュメンタリー映画です。彼女の2度の結婚と2度の離婚、一緒に暮らしたことが無い長女を含めた3人の娘のこと、演奏会での舞台裏からベッドでの寝起き姿…限りなく素に近いア…

「Fresh Dressed」を観ました

Fresh Dressed(2015) ヒップホップファッションのルーツと、爆発的な流行を経て現在に至るまでのドキュメンタリーです。先日観た「ラブル・キングス」からファッションの部分を切り取って、現在までつなげた感じ。 奴隷時代のサンデーベストや、着こなしで…

「わらの犬」を観ました

わらの犬(1971) アメリカからイギリスの片田舎に引っ越してきた数学者の夫と美人妻の若夫婦ですが、小柄で気弱な夫が地元の若者たちにからかわれ、それがどんどんエスカレートしていき、ある事件をきっかけに大惨事になってしまうお話です。 非暴力主義者…

「サニー 永遠の仲間たち」を観ました

サニー 永遠の仲間たち(2011) 先日の「復讐者に憐れみを」「アジョシ」に続き、「元CIA設定好きの女子Aちゃん」がオススメしてくれた韓国映画を観ました。韓国映画は数えるほどしか観たことが無かったし、この映画もジャケからして絶対自分じゃ選ばない感…

「アジョシ」を観ました

アジョシ(2010) ひっそりと暮らす質屋のアジョシ(韓国語で“おじさん”という意味のようです)が、隣の部屋から誘拐された孤独な少女を助けるべく、1人で地下組織と戦うお話です。そんな状況になったら「まず警察に!」となりますが、実はこの質屋のアジョ…

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観ました

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014) かつて「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡した男が起死回生を賭けて、自ら演出・脚本・主演の芝居をブロードウェイで公演する、というストーリー。ハリウッドに対する皮肉たっぷりの…

「キャバレー」を観ました

キャバレー(1972) 「シカゴ」とか「バーレスク」の元祖、的な感じで楽しめるのかと思いましたが、なかなかのダークさで、セクシーというよりは奇奇怪怪なキャバレー「キットカットクラブ」のステージです。ナチスが台頭し始めたドイツのキャバレーで、女優…

「96時間」を観ました

96時間(2008) 「主人公が“元CIA”って設定の映画が好きなんです!」という女子がオススメしてくれたので観てみました。また、夫曰く「リュック・ベッソンが絡んでいる、もしくはブルース・ウィリスが主人公のアクション映画は間違いない(=頭使わずに楽し…

「渇き。」を観ました

渇き。(2014) 気分悪くなるとか、グロいとか、キツイとか、同じような感想を聞いていましたが、確かにすごい。それ全部正解でした。劇場公開時、よくこんなものを「高校生は1,000円で観られるキャンペーン」にしたな、と思います。いじめ薬物売春ダメゼッ…

「天才スピヴェット」を観ました

天才スピヴェット(2013) 発明家に贈られる栄誉ある賞を受賞した10歳の天才少年が、授賞式に出席するために家族に内緒でモンタナからワシントンD.C.までアメリカを横断する冒険のお話。 監督は「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネで、この映画も少年の妄…

「トレジャーハンター・クミコ」を観ました

トレジャーハンター・クミコ(2014) 洞窟の中から「ファーゴ」のVHSを発見したクミコは映画を真実と思い込み、映画の中で隠された大金を見つけ出すことが自分の運命を変える大きな仕事であると確信し、ノースダコタ州の雪深い田舎街ファーゴへ向かいます…そ…

「スナッチ」を観ました

スナッチ(2000) 一粒の大きなダイヤモンド強奪事件から始まった犯罪まみれの群像劇。ダイヤモンドを追う宝石商人、武器商人、ギャング、質屋、情報屋、用心棒…ダイヤの存在なんて露知らずのうちに巻き込まれていく地下ボクシング主催のギャング、プロモー…

「花とアリス」を観ました

花とアリス(2004) 私の好きな岩井俊二監督映画、ツートップのうちの一つ(もうひとつはこれ)。憧れの先輩についた小さな(しかし大胆な)嘘から生じた、親友を巻き込む三角関係。嘘をつき通すために「君とは今から絶交だから!」なんて親友に言われて、朗…

「グッドフェローズ」を観ました

グッドフェローズ(1990) 「ディパーテッド」からのマーティン・スコセッシ監督繋がりということで。下流家庭で暮らす少年が「カスばかりの街でデカい顔できるし、近所の大人より稼げるし」という理由でマフィアの傘下で働くようになり、その後マフィアとし…

「阿修羅のごとく」を観ました

阿修羅のごとく(2003) 年老いた父親の浮気を疑った三女は興信所を雇い、その調査結果を知った四姉妹は「お母さんに知られるわけにはいかない!」とあれこれ相談します。でも実は四姉妹にもそれぞれ隠しごとや悩みごとがあって、未亡人の長女(大竹しのぶ)…

「スワロウテイル」を観ました

スワロウテイル(1996) お正月で昼夜逆転しているなか、深夜に放送しているのをたまたま見つけてそのまま観ました。私の好きな岩井俊二映画のツートップのうちのひとつがこの映画です。 円が強かった時代、円を稼ぎに来た人々が暮らした街は「円都(イェン…