ビールとポップコーン

ネタバレ書かずに、観た映画(ときどき読んだ本など)を雑文多めに記録しています。

「イン・ザ・プール」を観ました

イン・ザ・プール(2005) 三木聡の長編映画初監督作品なのかな。様々な心の問題を抱える人たちが精神科医の伊良部(松尾スズキ)のところにやってくるお話。 オダギリジョーは陰茎硬直症?だし、市川実和子は何度確認しても不安になってしまう強迫神経症だ…

「エレファント・マン」を観ました

エレファント・マン(1980) 2017年は「ツイン・ピークス」で盛り上がりましたが、私がいちばん最初に観たデヴィッド・リンチは「エレファント・マン」です。 小さい頃、母から「エレファントマン」と「ノートルダムのせむし男」というワードを時々聞いてい…

「FRANK -フランク-」を観ました

FRANK -フランク-(2014) ソングライターになりたいと思いつつ、つまらない歌を書きながら平凡な生活をしているジョン(ドーナル・グリーソン)が風変わりなバンド<ソロンフォルブス>と出会って生活が一変してゆく物語。 <ソロンフォルブス>のギターボ…

「砂の器」を観ました

砂の器(1974) 松本清張といえば、今年の武井咲ちゃんの「黒革の手帖」も良かったし、ビートたけしの「点と線」も大好きです。「鬼畜」は緒形拳バージョンもたけしバージョンも好きです。あ、たけしは「張込み」もやっていたな。ていうかわたしは松本清張も…

「愛のコリーダ」を観ました

愛のコリーダ(1976) 公開時から、この作品が「ポルノかアートか」みたいな議論は散々されてきたと思うけれど、そんなのは自称も含めた映画評論家の方々でどうぞ、という感じでこむずかしいことは書きません。映画なんて観る人にとってそれぞれの解釈で、ポ…

「アウトレイジ 最終章」を観ました

アウトレイジ 最終章(2017) 「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」に続くシリーズの最終章。 映画は好きでもあまり劇場で観れていないのですが、「アウトレイジ」シリーズは全て公開1週間以内に劇場で観ています。「ビヨンド」「最終章」は公開が私の…

「恋人たち」を観ました

恋人たち(2015) 弁当屋で働く地味な主婦の瞳子。小さな会社で橋梁点検の仕事をしているアツシ。完璧主義の弁護士でゲイの四ノ宮。彼らの三者三様の恋愛と人生を描いた作品です。 すっかりハマってしまった橋口亮輔監督の最新作。「ハッシュ!」「ぐるりの…

「ぐるりのこと。」を観ました

ぐるりのこと。(2008) 小さな出版社に勤める明朗でしっかり者の翔子(木村多江)と、靴修理店で働く女好きのカナオ(リリー・フランキー)。大学生の頃から交際している2人は、翔子の妊娠をきっかけに結婚することにしました。そんな折、日本画家を目指し…

「ハッシュ!」を観ました

ハッシュ!(2001) 勝裕(田辺誠一)と直也(高橋和也)は、夜の街で出会い一夜を共にしたことがきっかけで付き合うようになったゲイのカップルです。よく言えば温厚、悪く言えばはっきりしない性格の勝裕と、オネエキャラで何でもズバズバ物を言う直也。ま…

「ヤング・アダルト・ニューヨーク」を観ました

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014)ブルックリンに住む子無し中年夫婦のジョシュ(ベン・スティラー)とコーネリア(ナオミ・ワッツ)。ドキュメンタリー映画監督として評価された過去を持つジョシュは過去の栄光を引きずりながら新作を製作中ですが、8…

「マジカル・ガール」を観ました

マジカル・ガール(2014) 「魔法少女ユキコ」という日本のアニメが大好きなスペインの少女・アリシアは白血病におかされていて、アニメのオープニング曲を流して踊っていても、ふら…と倒れてしまうほど、もう余命いくばくもありません。アリシアの父・ルイ…

「DOPE / ドープ!!」を観ました

DOPE / ドープ!!(2015) 90年代ヒップホップおたくでオルタナパンクバンドを組んでいる高校3年生3人組。BMXやスケボーが移動手段で「ギャングを避けるアプリってないのかな」なんて言いながらL.A.のゲトーで暮らし、この生活を脱出するために主人公のマル…

「ブラック・ダリア」を観ました

ブラック・ダリア(2006) 15歳の少女がむごたらしく殺害された事件を、「ファイア&アイス」という異名を持つ2人の元ボクサー刑事が追う、というお話。ハードボイルドなクライムサスペンスがベースで、主人公(ジョシュ・ハートネット)と相棒とその妻(ス…

「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観ました

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016) だいぶ前、黒木華が猫の形のかぶりものをして立っているだけの予告編を見たとき、まったく内容がわからないうえ監督が岩井俊二だったものだから「あー」とおもったのですが、すっかり忘れてそのままスルーしていました…

「Fake」を観ました

Fake(2016) ゴーストライター問題で世間を騒がせた佐村河内守に密着した森達也監督作品。撮影開始はあの謝罪会見から数ヶ月後。以来どんな風に暮らしているのだろう?と興味津々に観てみました。 オウム真理教に潜入した「A」もそうだけれど、この監督の作…

「オクジャ」を観ました

オクジャ(2017) 韓国の山の中でお爺さんとふたり暮らしの少女・ミジャ。彼女にとって唯一の友だちは、幼い頃からともに成長してきた巨大な豚のオクジャです。日が暮れるまで山の中で食料を獲ったり遊んだり、ミジャと賢く優しいオクジャはいつも一緒です。…

「本日のおすすめ」を観ました

本日のおすすめ(2009) ニューヨークの人気レストランでスーシェフとして働いていた主人公は、新しい店舗のシェフは自分で決まりだと思っていました。しかし選ばれたのは自分よりもキャリアの浅い料理人。人事理由を「センスもパッションも君には感じないか…

「リチャードの秘密」を観ました

リチャードの秘密(2012) 大学進学を間近に控えた18歳のリチャードは、自分の彼女が元彼のコナーと何だか親しくしていることにムカついて周りに当たり散らした挙句、コナーにもいちゃもんを付け、小競り合いからケンカになって倒れたコナーの頭を思いっきり…

「転々」を観ました

転々(2007) 大学8年生で80数万円の借金を抱える主人公の文哉(オダギリジョー)は、借金取りのおじさん(三浦友和)から「俺の散歩に付き合ってくれたら100万円やる」と提案されます。なんだかイヤな感じしかしないし胡散臭いと思いつつも、背に腹はかえら…

「スポットライト 世紀のスクープ」を観ました

スポットライト 世紀のスクープ(2015) ローカル紙「ボストン・グローブ」のオピニオン欄を担当する5人の記者が、カトリック教会の神父による児童虐待事件を調べ上げ記事にして告発する、というお話。 ボストンはほとんどの住民がカトリック信者で、こども…

「団地」を観ました

団地(2016) ヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)夫婦は営んでいた漢方薬局を閉め、古い団地に引っ越してきました。ご近所づきあいもそつなくこなすヒナ子は、朝の家事を済ませてスーパーのパートへ出かけます。無職の清治は裏山へ散歩に出かけるのが日課…

「この世で俺/僕だけ」

この世で俺/僕だけ(2013) 池松壮亮くんもマキタスポーツも好きなので2人が見られればいいや、でもドラマ「銀と金」みたいにおもしろかったらラッキー、くらいの気持ちで観ました。なので全然損した気持ちにならなかったし、終盤のアクションシーンなんかお…

「肉」を観ました

肉(2013) カニバリズムのオカルトホラー。キ×ガイ猟奇殺人で人肉むしゃむしゃ〜というのではなく、一応ある理由によるカニバリズムでオカルト風味の方が強く、グロテスクな描写もそんなにありません(たぶん)。 こんなことはやめたいけれど一族の定めには…

「海を感じる時」を観ました

海を感じる時(2014) 池松壮亮くん見たさに観ました。 気になる先輩(池松壮亮)に部室でキスされてすっかり夢中になってしまう女子高生の主人公(市川由衣)だけれど、先輩には「女性の身体に興味があっただけだから、誰でも良かった」と言われてしまいま…

「リンダ リンダ リンダ」を観ました

リンダ リンダ リンダ(2005) 学園祭でバンド演奏する女子高生のお話。ボーカルがいなくてどうしよ、ってところにたまたま通りかかって訳も分からず「うん、やる」と言ってしまったのが、韓国人留学生のソンちゃん(ペ・ドゥナ)。日本語もままならないソン…

「後妻業の女」を観ました

後妻業の女(2016) 色気を使って男やもめに近づき内縁関係になることで財産を奪っていく女(大竹しのぶ)と、その女を影で操る結婚相談所経営の男(豊川悦司)。だます男は老齢で持病があればなお良しだけれど、なかなかお迎えが来なかったらこちらからあの…

「知らなすぎた男」を観ました

知らなすぎた男(1997) 弟を訪ねてはるばるイギリスにやって来たアメリカ人の主人公が、素人参加型のどっきり番組に参加したつもりでホントのヤバイ取引に遭遇しちゃって、主人公も悪者も勘違いしたままどんどん物語が展開していくスパイ映画のパロディです…

「ロック・ザ・カスバ!」を観ました

ロック・ザ・カスバ!(2015) 「マドンナをスカウトしたのは俺だ」がテッパンの昔の俺様を引きずる三流マネージャー(ビル・マーレイ)が、売れる気配のない売り出し中の女性ロックシンガー(ズーイー・デシャネル)を連れてアフガニスタンでの米軍慰問ツア…

「T2 トレインスポッティング」を観ました

T2 トレインスポッティング(2017) 前回のポストで書きましたが、96年の「トレインスポッティング」という映画はわたしにとってとりわけノスタルジーを呼び起こす映画で、何度も観て、何度も原作小説を読んで、何度もサントラを聴いて……という映画のひとつ…

「トレインスポッティング」を観ました

トレインスポティング(1996) 中学2年生の時、ミニシアター系をたくさん上映していた今は無き地元の映画館で観て、ショックを受けたのを覚えています。ポスターも映像も音楽も全てが初めて知るかっこよさで、急いでいちばん大きな書店に行って原作小説を買…